訪れる前に覚えておこう!ジオパーク内でのルールとマナー
ジオパークは素晴らしい地球の営みを、多くの人たちが見たり感じたりして楽しみ、学ぶ場所です。同時に地質学的に貴重な景観や自然環境が残り、将来にわたって保護していかなければならない場所でもあるのです。
この先もずっと同じように人々が訪れる場所であるために、ジオパーク内でのルールやマナーを学んでおきましょう。
基本のマナー
普段の生活でもマナーがあるように、ジオパーク内にもふさわしいマナーがあります。
動植物や岩石などを持ち帰らない
ジオパーク内にある岩石や動植物を採取するのはやめましょう。自分一人ぐらい・・・と思っても、訪れる人たちがみんなそのように考えたらジオパーク内の自然環境が壊れてしまう可能性があります。また、動植物はその環境でしか生きられない固有の種も数多く存在します。ほかの場所では生きていけないということを忘れないでください。
ゴミは持ち帰る
ペットボトルやプラスチックのケースなどは基本的に持ち帰って下さい。ジオパークはゴミ処理施設から離れた場所にあることも多いです。喫煙者の方はタバコの吸い殻も持ち帰るように準備をしておきましょう。
トイレの使用
トイレはジオパーク内の施設を利用するか、携行トイレを使用しましょう。間違ってもその辺で用を足してはいけません。
住民や他の観光客に配慮する
ジオパークは住んでいる方も含めて成り立っている地域も多いです。迷惑駐車や私有地の無断立ち入りなどには気を付けましょう。また、観光客も多いのでお互いが気持ちよく楽しめるように配慮しましょう。
体調や体力を考えて計画する
広大なジオパークは長い時間、足場の悪い場所を歩かなければならないことも考えられます。事前に行く場所の情報を集め、無理な計画は立てないように気を付けましょう。また、体調が悪い場合には無理をしないようにしましょう。
ローカルマナー
基本のマナーのほかに、ジオパークごとに決まりがある場合があります。場所が海と山では環境が大きく違います。ジオパークの案内所やガイドの指示に従って行動するように心がけてください。
ジオパーク内でバーベキューやキャンプが許可されている場合は、指定された場所以外では行わないようにしましょう。
注意点
ジオパークは大自然の中にありますので、思いもしない出来事が起きることがあります。多くの場合、ジオパーク内での事故は自己責任となりますので注意してください。
・危険な昆虫(スズメバチ・毒虫)や野生動物が出現することがある。
・雨天の場合、歩道が滑りやすくなる。
・岩場・急斜面などでは、落石に注意する。
・ボートで移動する際には身を乗り出したりしない。
まとめ
日本でも外国でも、観光地での迷惑行為は問題となっています。そういった行為を見かけて不快な思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。場合によっては警察が出てくる騒ぎになることもあります。
ジオパークは大地のすばらしさを確認する場所です。ぜひ自然に敬意を払って行動していただきたいと思います。